2014年2月24日月曜日

ポルトガル語の学習法(入門編)

ポル語のための学習書は、英語よりも少ないが、それなりに出版されている。そのなかでどれを選ぶかで悩むところだが、まずはボリュームの少ないテキストを繰り返し学習することがよいのではないかと思う。

今はキンドル版しか入手できないようだが、私の選んだのは以下の入門書(注:CDは別売)である。構成は、「スキット」、「今日のポイント」「さあ、話してみましょう」 でNHKのほかの語学のテキストでもほぼ同じような構成だったのではないかと思う。



私のとった方法は、「聴いて音読」の繰り返しである。最終的にはテキストを暗唱できるレベルまで繰り返すことを目標とした。以前に紹介したこちらの本でも、この方法は英語学習で紹介されていたように記憶している。
最低でも「聴く→音読」を10回は繰り返して何回繰り返したかをテキストにメモしておくとよいだろう。

紙ベースの辞書は日本語のものもあるが、概して高めなので、「英語-ポル語」辞書が良いと思う。私の使っているのは、Collinsのものである。


辞書の大きさだが、下の写真(左)のように、A6版のテキストと比較すると、かなり小さいことがわかる。前半が英語→ポル語、後半がポル語→英語の構成(写真の中央と右)。辞書は厚みがあるが、余り重さは気にならない。電子辞書の利用もよいと思いますが、こちらは最悪無くしても(あまり)後悔しない価格でもありローテク派におすすめ。常時ネット接続であれば、オンラインの辞書を使うのが便利だろう。


語学に限らず、何事も、学び始めは、かなりやさしそうな段階からスタートするのがポイントだと思います。

2014年2月17日月曜日

ポルトガル語が簡単そうな3つの点

「ブラジル」といえば「ポルトガル語」(以下ポル語)だが、英語よりもやっかいである。超初心者の私としてはかなりハードルが高いと感じるのだが、それでも「意外ととっつきやすいじゃん!」と思える3つを以下に挙げてみたい。

【その1】発音の苦労が少ない
 母音がはっきりしているので、ほとんどの場合、カタカナで表記できる。例えば、pode[ポジ]、posso[ポッソ]など。また、アクセントのルールもわかりやすい。

【その2】疑問形でも変化しない
 疑問形にするには文末の語尾を上げればよい。日本語でも英語でも口語では、肯定文で語尾をあげれば疑問形にはなるが、書き言葉でも疑問形がないのは不思議な気がする。文章で疑問文と肯定文を区別するためには、単に「?」を文末に書き加えるだけである。
(ポル語が母国語のヒトは、疑問形を習得するのに苦労するに違いない。)

【その3】主語がなくても大丈夫そう
 主語によって動詞が変化するのは厄介だが、あえて利点を見出すとすれば、主語を省略しても動詞の型で主語がわかる点だろう。
 英語のcanに相当するポル語の場合、
  You canであれば Você pode、
  I can であればEu posso、
 "Can I ?"  は"Eu posso?" だけど"posso?"だけで「自分が可能であるか?」を伝えることができる。また、"pode"だけで"You can"といえるようだ。
飛行機に乗った時、荷物の収納場所を探していたら、おばさんが座席上の荷物を取り出して私に向かって"pode"と言ったのだが、まさに「(あなたが、ここに荷物をいれることが)できる」ということだったのだ。主語を飛ばして使えるのは日本語でも似ていると思う。










アマゾン川沿いのちょっとした観光地にて。日本並みにきれいな車が多いです。しかし、駐車中の日よけに段ボールをフロントガラスに置くというのはどうでしょうか。車がきれいなだけにちょっと違和感があります。「エコ」と言えるかもしれませんがw

2014年2月10日月曜日

日本の裏側から-ゴミ捨て編

前回のエントリーに書いた通り、しばらくのブラジル住まいがスタートした。アパート住まいなので、自分でゴミを出すことになる。日本の超田舎の事情はわからないが、大抵日本では、分別回収にうるさい。可燃、不燃、プラスチック、紙など分類の数も多いし、地域によっては分類がさらに細かかったり、分類が微妙に違っていたりする。また、「指定ゴミ袋」を買ってその袋にいれる決まりの場所もある(以前住んでいたところがそうでした。)

こちらブラジル某北部の町ではどうかというと、予想通り、普通に捨てる家庭ごみは分類はない。また、ゴミ集積場があるわけでなくて、でかいゴミ箱があるわけでもなく、通りに面した路肩にゴミを入れる「カゴ」が設置されているシステムのようだ。地上1m程度の高さにカゴがあるわけだが、統一された規格はないようで、


こんな円筒形型もあれば、


こんな四角いタイプも。
(電柱の陰からネコが顔を出してました。)


地上から高い位置にゴミを置くのは、野犬やネズミなどの動物にやられない工夫であると推測する。カラスはいないので、空中からの攻撃を防ぐ蓋は必須ではないだろう。あとは、雨が降ってゴミが濡れたとしても水分が溜まらないのも理に適っている。ゴミ収集の際の作業員が腰をかがめる必要がないのもよさそうである。ただし、真相はわからない。

“When in Brazil, do as the Brazilians do” 少し戸惑ったが、こちら流に、ビン、カン、ペットボトル、ふつうゴミを分別せず、こちらですでに大量にたまったレジ袋をゴミ袋として、このカゴに捨てるのであった…  (ブラジルといえども、都市部のシステムは違う気がするのだが。)

2014年2月3日月曜日

日本の裏側から-戸締り編


 仕事の都合により、しばし(数か月間)のブラジル暮らしがスタートした。しかも、都会ではなく北の某地方都市(で田舎)だ。日本人は自分一人ではないので、安心ではある。しかし治安に関して気を付けなければいけないことが多い。昼間はよいが、夜間は徒歩での外出はしないように言われている。また、昼間でも立ち入らないほうがよい居住地域があるようだ。


 文化の違う場所を訪れた時の初めてのころの驚きはそのうち失われ、忘れ去られるのが常である。例えば、タイでバイク3人乗り(場合によっては小さい子を含めて4人乗り)を初めて見たときは、驚いたものだ。いまや、自分が3人乗りをする側となったかもしれない。

 そこで、記憶の消えないうちにあくまでも「主観的な」視点で自分が気になったことを書き留めておきたい(「主観的」とお断りしているのは、例えば目の見えない状態で、ゾウをさわって「ゾウがどういう動物か?」と聞かれたときに、しっぽを触ったか、耳を触ったか、足を触ったかなどによってゾウの描写が異なるがごとく、一個人の乏しい経験をもとにブラジルの正確な様相を伝えることができるわけがないと考えているからです。)


アパートに住んでいるため、今回は、気になった「戸締り編」を。

部屋までに鍵が4つある。外門、建屋入口、2階に入るまえの入口、そして部屋である。鍵が多ければよいというわけではないだろうが、コソ泥を防ぐ意味では有効であろう。

鍵を閉めるときは、鍵穴にさして2回まわす。シリンダーの出る部分が2段階なのだ。なぜ一発で施錠させてくれないのか謎(詳細は以下の写真参照)。実は、この2回まわしを知らなかったために、不完全な施錠のまま外出するところで危なかった。2回転施錠がどのくらい世界標準かを知りたいものである。
左から順に、はじめの状態、鍵一回まわし、鍵二回まわし。赤線で示した部分が一回まわしでは半分しかでていない。一応はロックされますけど…


部屋の内鍵を閉めるときには、外側を開けた同じ鍵を使って内側から閉める。
なぜ、内側からワンタッチでロックできる仕様になっていないのか謎である(ほかの国にも同じシステムがあるのかもしれないが、、、)。メリットは、鍵を持っていないと内鍵ができないので、鍵がないと部屋の中に立てこもりができないという点か?(どんな状況かと突っ込みたくなる)。




近所でネコ発見。犬は多いですが、ネコはそれほどみかけません。このネコは首輪をしていませんでしたが、野良でもなさそうでした。かなり警戒されていましたが。ネコにポルトガル語でどう呼びかけたらいいのやら。