2015年10月3日土曜日

「できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則」大山旬

 服を買う上で、大きく分けて2つの戦略があると思う。
一つは安い服を高頻度で買い換えていく方法であり、もうひとつはその逆に高くてもよいものを長く使う方法である。昨今、いくら服が安くなったとはいえ、自分の目指すところは後者である。
そうはいっても、たまに安くて結構長く使えるものもあるし、高くてもあまり長く使えないものもある。ただ、安いものは二度と同じものを入手できない場合が多く、高くて定番的な商品は同じものを買い求めることが可能であることは大きな利点である。

この本には服選びににおける実践的なアドバイスがなされており、「シンプルなデザインを選べ」とか、「サイズを合った服を選べ」とか、店を選ぶ際に店員さんの服装を確認しろ」などである。

おしゃれである以前に清潔感が重要なのは誰もが思うことだろう。そのためには、よれた服はダメで普通の服ならば3年でだいぶくたびれてくると述べている。このあたりまで読んで、この本のタイトルをようやく理解できた。すなわち、
『「一生使える服」選びの法則』ではなく、『「一生選べる服選び」の法則』であったのだ。なので、貧乏人ではなく、そこそこリッチな人が使える法則が紹介されているということだ。

それでも「サイズ感が大切」であることは、ブランドの服でなくても使える原則だと思う。ミニマリズムを目指すならば役立つ情報が含まれている。

0 件のコメント:

コメントを投稿